筋トレ(マシントレーニング)の重要性

こんにちは



しらふじ整骨院の石川です。



本日は、筋トレについてお話ししていきたいと思います。



患者様の中にも、ストイックにジムに通われている方が何人かいらっしゃいます。



素晴らしいことだと思います!!



意識して自発的に身体を動かすのと、仕事上であまり意識しないで淡々と身体を動かすのとでは全く違うんですね〜



「長生きをしたい」という意識よりも、「いつまでも自分のことは自分でしたい」



「迷惑をかけたくない」



「転びたくない」


などなど



運動やエクササイズをするのは本当に推奨します。



でも、「有酸素運動」と「無酸素運動」のどちらがいいのかわからないという方も多いのも事実です。



もしくは



エアロビクスやスタジオレッスン、ウォーキングは好きで続けられているけど・・・・・



筋トレやマシントレーニング、ダンベルとか重いものを持ち上げたりするのはしんどくて嫌い・・・



という方が多かったりもします(特に女性笑)



そこで今回は、どちらがオススメか、その理由も踏まえてお話ししていきたいと思います。




”有酸素運動?” or ”無酸素運動?”

はじめにお伝えしておくと、運動としてどちらかが悪い・良いという白黒の判別ではありませんので、誤解しないでくださいね。



結論からお伝え致しますと・・・



年齢重ねた時に必要な体のためのトレーニングは・・・




「無酸素運動(マシントレーニングなど)」です!




では、なぜか???





① 有酸素・無酸素によってつきやすい筋肉の違い

有酸素運動はいわゆるスタジオレッスンやウォーキングがメインの運動になります。

長時間の運動がメインとなり、決して苦しすぎずに会話ができたり楽しくやれるのが多いのも特徴かと思います。

長時間なので、長い時間筋肉を使う必要があり、「酸素」がどうしても必要になります。

酸素を持続的に取り込むため、発達する筋肉はそれに応じたものになります。

魚に例えれば、常に泳ぎ続けなければ死んでしまう魚、いわゆる「回遊魚」と言われますが、マグロや青魚などが該当します。

それらの魚は白身でなく、赤身の魚として認知されていますね。

筋肉でいうと、「赤筋(遅筋)」と言われます。

有酸素=赤筋が発達。マラソンランナーがイメージしやすいですね。



上記とは対照的なのが無酸素運動ですね。

いわゆる筋トレ、マシントレーニング、バーベル、ダンベルなどを使い、筋肉の限界に挑むなど「苦しい運動」のイメージがつきまとうのが無酸素運動ですね。

筋肉痛にもなりやすく、短時間ですが息も上がり続けるのがおっくうになってきてしまう・・

しかも会話もできないし、自分との勝負で面白くない・・・

だから続けづらい方(特に女性)が多いのも実情です。

無酸素運動で発達するのが「白筋(速筋)」です。

ここでも魚で例えたら、白身の魚。ヒラメやカレイ、カサゴなどの「地魚」と言われます。

地魚は獲物を待ち構えて、瞬発力を生かして狩をしますね。普段はじ〜っとしています。

要は瞬発力のための筋肉となるので、短距離ランナーをイメージしてもらうと正解です。

無酸素=白筋が発達。






② 年齢を重ねた時に気をつける動作は???

「転ばない」これが1番重要ですね。

まず、転んでほしくない。転倒によって高齢者は骨折のしやすい箇所がだいたい決まっています。

手首、腰の圧迫骨折、肩の骨折、脚の大腿骨の骨折

年齢的に治癒には時間がかかるようになりますし、寝たきりになるリスクも考えられます。

とにかく骨折はしたくないですよね、痛いし笑

転ぶ時も手がとっさに出ないで、顔から地面にぶつかってしまう方も過去にいらっしゃいました。

青あざがお顔全体に広がってしまい、場合によっては歯を折ってしまうことも少なくありません。






③ 体型・骨格姿勢維持・体型補正・代謝アップ・糖質代謝向上に有利なのは?

柔道整復師・ボディメイク経験者の私の視点でおすすめと考えられるのは、

圧倒的に「無酸素運動トレーニング」ですね。

もちろん「有酸素運動」が健康に作用しないというわけじゃありません。

ウォーキングやスタジオレッスンも全身に作用するものですが、体型や骨格の維持や補正となると話は別です。

ほとんどのマシントレーニングは左右均等に動かす必要があり、それにより左右差の少ない筋肉がつきやすくなります。継続することによって偏りの少ないバランスが構築されて自ずと姿勢や体型に変化が出てきやすいです。

さらに筋トレはやりだすと、より短時間で成果を出したい欲にかられやすいので、フォームを調べたり聞いたりと探究心が芽生えやすいのも特徴的です。

一方、ウォーキングなどはバランスは大事ですが、直接筋肉に負荷をかけるというほどのものではないため、大幅な体型や骨格の補正に繋がりにくく、さらにウォーキングの探求に没頭するということも正直見たことはないのが実情です。

歩行という行為が人は生まれてから死ぬまで当たり前にできることだからこそ、その延長線上で健康に劇的な効果が生まれるとは考え難い、歩くためだけの力はつきますけどね。






④ 上記の①・②・③を踏まえてみて

これまでの事を踏まえて、まとめてみます。

つく筋肉の違い、転倒しないこと、無酸素運動のメリットをお話ししてきました。

では、転倒しないために必要な筋肉は何か??

それが「白筋(速筋)」です。

転ばないためには、とっさに足を出して堪えたり、手を瞬時に出して身体を支えたり、日常動作の思わぬ時に必要になるのがこの「瞬発力」です。

年齢を重ねると特にこの瞬発力の衰えがはっきりと出てくるために、歩くスピードが遅くなったり、転ぶと重症化したり、全ての動作のスピードに衰えが見えてきます。

このスピードや瞬発力を担うのが「白筋(速筋)」なのです。

白筋を鍛えると、日常動作にスピードが加わります。

・椅子から立つスピード

・歩くスピード

・買い物袋を持つ力

・階段を上がる脚力と速さ

・転びそうになってとっさに脚を踏み出す瞬発力

その他もろもろ、長時間の持久力が必要な場面というのは考えてみれば少ないことがわかります。

なのに・・・

多くの方は、ウォーキングやスタジオレッスンなどなどに目を向けがちに。

悪いことではないですよ、楽しく続けられる運動も必要です。

でも、そこに少しづつ苦手意識のある「無酸素運動(いわゆる筋トレ)」を取り入れていくことで、より相乗効果で身体が変わり、生活が楽になっていく可能性が非常に高いです。




今回はちょっと濃い内容となりましたが、いかがだったでしょうか?



たまには、施術者らしい内容の投稿も入れていかないと、単純な日記になってしまいますので笑



寒さが大分落ち着いてきて、運動をしやすい気温になってきました。



4月のタイミングでジムなどをスタートするきっかけになれたら、僕も嬉しいです。



ご購読ありがとうございました。


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