血圧についての質問

こんにちは



しらふじ整骨院の石川です。



ここ最近、雨がしとしと降り始めたりして、降るたびに寒さが増していきますね。



このブログもちょこちょこと更新してきていますが、どのくらいの方が観てくれてるのかな〜って思っていた最近・・・



ある患者さまが帰りに見てくれていることを知り、すごく嬉しくなりました。



一方的に発信しているとはいえ、誰か1人でも興味持ってくれたり、楽しみにしてくれたり、生活の1部に取り入れてくれたりと、そんなことがあると人って嬉しくなりますし、モチベーションにも繋がります(*^o^*)




さて、本日のテーマは



「血圧」



です。



日本人には馴染みの多いこのキーワード。



3人に2人ぐらいの割合で薬を飲まれているんじゃないかと思うほど多いのが、血圧関係のトラブルですね。



もともと家系的に血圧が上がりやすいという「本態性高血圧」という場合もありますし、やはり血液血管関係のトラブルは直接心臓にも関わることなので、軽視できないものです。



最近、この血圧関係のことで患者さまから帰り際に質問をいただきました。



「先生、血圧関係で良い食事や食材ってどんなものがあるんですか?」



と。



で、



まずその前に、血圧ってなんぞや?



っていうところを簡単に知っておくと、おのずと食べる食事が変わりやすいです。



「血圧が高い状態」

心臓からの拍動によって、流れる血液の量が1時的に多くなります。

それによって、血管内に対しての圧力が高まり、そのために血管は伸びるように拡大して流れに合わせて拡張していきます。


「血圧が低い状態」

それとは逆に、流れが多くなく、血管が広がる必要のない状態の時は低い状態とみなします。




これらを踏まえて、もう1度、高血圧や低血圧というものを考えていきましょう。




日本の基準では、140/90mmHg以上が高血圧と診断されます。(正常120/80mmHg)



血圧=血流で壁(血管壁)を押す圧力



です、



では、この圧力を下げるためにはどうすべきか???



シンプルに考えれば2つ。



1・血管の壁を柔らかくして、どんな圧力に対しても柔軟な血管にしていく


2・通過するスピードが早い方がいいので、ドロドロ血液よりも、サラサラ血液にする



ここになります。




ようは、柔らかい血管にして、サラサラな血液にするということですね。




ここを目指せば、血圧は比較的安定しやすく、薬の量も減らせる可能性があるかもしれません。



薬は治す効果というよりも、飲んでる状態は数値は安定しますが、やめれば戻るというものが殆どです、



もちろん薬が悪いものではないです、僕も使うときはありますから。



ただ、飲み続けるというのはそれなりにリスクも伴うということを知らないと怖いということです。




では血圧を安定させるためのオススメの食事や食材です。



先ほどの1と2のどちらかをよくすればいいという話ではありませんので、どちらもよくしていけば血圧は安定への近道ということです。



① オメガ3(魚油)
② プロテイン(タンパク質)
③ ビタミン・ミネラル(緑黄色野菜)



これらが僕が真っ先にお勧めする普段の食事に入れて欲しい食材です。


ます「オメガ3」はEPA・DHAが代表的なものです。青魚に多く含まれるもので体内の炎症を片っ端から鎮めてくれる動きが期待できます。

青魚は鯖や鮪、鯵や鰯、さんまなど回遊魚と言われる魚がお勧めです。

もし魚が苦手であれば、くるみや高野豆腐。

他にも亜麻仁油やエゴマ油も豊富ですのでお勧めです。

僕は今でこそ高野豆腐は大好きですが、昔はあまり食べ慣れていなかったこともあり、母親に消しゴム食べているみたいと言ったそうです笑

ちなみに魚はお刺身など「生」で。火を通してしまうと良い油も酸化して悪い油になります。

よく「魚はあしが早い」と言われるのは、オメガ3は時間とともに酸素と結合しやすいという表現にもなっています。







次にプロテインです。

日本語で「タンパク質」ですが、これを細かく分解するとアミノ酸ということになります。

血管の弾力性を決めるのは「コラーゲン」です。当然ながらお肌の弾力性を決めるのもコラーゲン組織。

そのため、コラーゲン組織生成を促すためにもタンパク質の摂取は非常に大事!

運動してようがしてなかろうが、若さを保ちたいのでしたら、「プロテイン」は絶対です。







最後にビタミン・ミネラル。

酸化させないためにこれらは絶対に必要です。

例えば、リンゴを切ってから塩水につけるのは茶色く変色しないためです。

あの茶色くなるのが、酸化(酸素と結びつく)現象です。

なので、塩(ナトリウム)は抗酸化(酸化に抵抗する)栄養素ということです。ナトリウムはミネラルですね。

緑黄色野菜で色の強い野菜を食べたほうがいいと言われます。

それが色素成分で、これらも「抗酸化」の強い栄養素です。

トマトのリコピン、お茶のカテキン、紫トウモロコシのアンソシアニン、人参のβカロチンなど。

ビタミンCやEも有名な抗酸化ビタミンです。酸化させなければ血管が硬くならず、血液もドロドロになりにくいことが期待できます。



なんとなく理解してもらえましたか?



体というのは単純ではないので、何か一つの食材でなんとかはなりません。



必ず、栄養素はネットワークで真価を発揮しますから、メディアで納豆がいいからってそれだけで健康になることは難しいです。



日々の生活の中で、変えられるところから変えていただけたら、ブログをやるモチベーションに繋がりますので、今後とも是非見ていってくださいね!



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