肩関節・股関節の共通点

こんにちは



しらふじ整骨院の石川です。



11月も半分以上が過ぎて、12月がすぐそこに迫ってきましたね。



先日、近所の東武スーパーではクリスマスソングが流れ出していて、なぜか寂しくも感じてしまった今日この頃です笑



さて、今回は患者様の訴えが比較的多い関節のお話をしていきます。



それが



「肩関節」と「股関節」



特にこのあたりは女性が訴えることが多い関節でもあるかなという印象を受けます。



この二つの関節に共通している形状が



「球関節」



という分類になります。



この「球関節」とは何か??



肩関節や股関節は上腕骨、大腿骨の先端が球状の形をしていて、それが肩甲骨、骨盤に組み込まれています。



すなわち工具のソケットレンチのように、半球状の骨が、各関節にはまることで安定しているのです。



安定しているとはいうものの、それはプラモデルのようにがっちりと嵌り込んでればの話であって・・・



実際には、ボール状の上腕骨頭や大腿骨頭に対して、受け皿側の肩甲骨や寛骨(骨盤)側は非常に浅いお皿状になっています。



ということは・・・



すごく不安定なんです、実は・・・



ただ、そこを人間は筋肉で周辺を覆って、カバーすることによって支えています。



ですので、肩関節や股関節は他の関節と違って約360度の大きな動きができる仕組みになっています。



言い換えれば



「筋肉に依存している関節」



ということが言えるんですね。



したがって運動不足や加齢とともにタンパク質の摂取量が減っていくと、体全体の筋肉の衰えにつながっていきます。



すると、当然ながら依存度が大きいこの2つの関節にも影響が出ます。



いくつもの層に筋肉が分かれて四方八方から関節の安定性を担っていますが、衰えによって関節の不安定性が出てきます。



そのような状態で、関節を動かしていると、普段かかることがない場所に「摩擦」が生じてきたりもします。



繰り返していくと、その摩擦が徐々に大きくなり、「炎症」に発展・・・



急に動きが悪くなったり、痛みが伴うようになるのはそのせいなんです。



もちろん、そこには背骨や骨盤の歪みも多く関わってきています。



1度、痛みが出始めた球関節は放っておくと、治療期間も長引いたりしますので、もし心当たりがあったり、少し不安を覚えている方でしたら、早めの受診をお勧めします。



「健康は失ってからわかる」



病気と同じで、早期発見も大事ですが、未然に防ぐための予防を大事にして、定期的にしらふじ整骨院に来て、体を整えるお手伝いをさせていただきたいと思っています。



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